ある日文才をなくした僕は | 一人暮らしの大学生の日記

ある日文才をなくした僕は

君に向けて手紙を書くよ

空を見ていた
アイスクリームを食べていた

程よく寒くなくなり何となく目を瞑る

日差しが暖かい

眠るには程よい午後の風

僕は一人空を見るよ

疲れていないと言えば嘘になるけど

体は疲れていない

食欲は無いけど

元気だよ

感傷的な四月の終わり

僕は気がつけば社会人になっていた

あぁ明日から五月なんだ

あの日、卒業した僕は
君に手紙を書くよ

あの日二人で聞いていた曲を聴きながら

幸せを思い出しながら




卒業して一ヶ月か
働き出して一ヶ月か

働く意味なんて最初から求めてないけど
背負うために心を機械に渡すなら
それはそれでいいのかい?

なぜ僕は今働いているのだろう?